正造の遺志、継承を誓う 終焉の地に記念碑建立 佐野

正造の遺志、継承を誓う 終焉の地に記念碑建立 佐野

 【佐野】渡良瀬川研究会や田中正造(たなかしょうぞう)大学など関係団体と有志が、船津川町にある正造終焉(しゅうえん)の地に記念碑を建立し6日、除幕式と記念講演会を行った。碑には正造の言葉「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」が刻まれた。関係者約100人が参列した除幕式で田中正造大学の坂原辰男(さかはらたつお)事務局長は「新たな継承運動は今日から始まる」と強調した。

 正造は足尾銅山鉱毒問題の調査に奔走していた1913年8月2日、庭田清四郎(にわたせいしろう)宅で倒れ、同年9月4日に死去。闘病した部屋は当時のまま保存され、2013年9月4日には市文化財史跡に指定された。

 同所には約30年前に作られたトタン板製の立て看板があったが、老朽化し修繕の要望が出ていたという。

 今年2月、関係団体の代表者らが記念碑建立実行委員会(菅井益郎(すがいますろう)委員長)を設立。寄付金を募ると、当初の目標金額50万円を大幅に上回り、約30団体、200人から協力があった。