【宇都宮】市内全小中学校の教職員らを対象に市独自に行った新型コロナウイルスワクチンの優先接種は、8月末までに希望者の約9割が2回の接種を終えたことが、市教委への取材で分かった。

 優先接種の対象は、私立を含む100校の教職員と給食調理員、学童保育施設「子どもの家」の指導員ら計5512人(市外在住者含む)。

 このうち各校を通して3818人が優先接種を希望し、7月19日~8月31日に3370人(88.3%)が2回の接種を受けたという。優先接種は学校医など市内78の医療機関が行ったほか、教職員ら限定の集団接種も行われた。

 優先接種を希望しなかった人や、希望しても接種しなかった人の多くは、かかりつけ医や他の医療機関で接種を受けたとみられるという。

 市内では8月下旬に夏休み明けの授業が再開した。市教委は「子どもたちの学びを保障する前段として、感染リスクの低減に寄与できると考えている」としている。

 小中教職員らへの優先接種は、12歳未満がワクチン接種の対象外であることや、10代の感染者が増加していることを背景に、児童生徒への感染拡大とクラスター(感染者集団)の発生を防ぐため実施した。市内保育施設の保育士や在宅サービス事業所の従事者らにも市独自に実施している。