車いすテニス女子ダブルス準決勝でショットを放つ大谷=有明テニスの森公園

 世界ランキング上位のオランダペアに、地力の差を見せ付けれた1時間40分だった。車いすテニス女子ダブルス準決勝で大谷桃子(おおたにももこ)・上地結衣(かみじゆい)組は、得意のラリー戦に持ち込んだが決勝の扉は開けず。「私たちのプレーは悪くなかった。要所、要所を決められた」。そう話す上地の横で、大谷もうなずくしかなかった。

 第1セット序盤はブレーク合戦。3-3と並んでから、「上地選手の方に打ってもらうような配球をした」と大谷。相手サウスポーのバック側を狙い、返球を上地がノータッチで決めてポイントを連取。第7ゲームで初めてリードしたが、すぐに逆襲に遭った。

 緩いロブを織り交ぜながらベースライン後方で打ち合いたかったが、どんどん前に詰められた。「このまま続けるべきか、変えるべきか」。ゲームプランを思案する中、配球に慣れ始めた相手が一気に集中力を高めた。

 3ゲームを連取されて第1セットを失うと、第2セットも強打で押された。「ああなると、手を付けられる状態じゃない」と上地。打ち負けないように振り切ったフォアもラインを越えた。

 同種目で日本勢史上初のメダルが懸かる3位決定戦は4日に行われる。大谷は「上地選手と組むからには、とメダル獲得を目標にやってきた。自分らしい、自分たちらしいプレーができて、結果につながったらいい」と前を向いた。