再び時を刻み始めた丸形掛け時計

 【足利】葉鹿小で13日、同校の旧校舎の木造講堂で使われていた掛け時計が約40年ぶりによみがえった。1978年の校舎建て替えの際に取り外され、役目を終えていたものを時計愛好家の武藤明義(むとうあきよし)さん(72)=群馬県太田市=が修理を手掛けた。時代を超え、命を吹き込まれた古時計の針は再び動き始めた。

 直径約75センチのぜんまい式丸形掛け時計は同校の17年度の卒業生が37年に寄贈したもの。背面には寄贈者16人の名前が記してある。昨年9月、学校の倉庫に眠っていた時計を慶野八郎(けいのはちろう)校長(59)が偶然見つけたという。

 「当時の葉鹿小で生活した人たちの思い出の一つ」と校長室で保管していたところ、時計を見た同地区の児童委員が慶野校長に武藤さんを紹介。今年4月、修理を頼んだ。