梵天祭りの準備大詰め 「幣束」約800本作製 足利

 【足利】毎年8月14日に小俣町で開かれる県無形民俗文化財の伝統行事「石尊山の梵天(ぼんてん)祭り」の準備が大詰めを迎えている。6日は地元住民が祭りで使う「梵天」に取り付ける「幣束」を約800本作製。蒸し暑い天候の中、一つ一つを手作業で丁寧に仕上げた。

 梵天は、スギの丸太に幣束という独特の形に切り取った和紙の飾りを取り付けた神祭用具。「石尊山の梵天祭り」では、午前4時ごろから参加者が長さ約15メートルの梵天をかついで標高486メートルの石尊山に登り、日の出とともに山頂に立てる。続いて丸太を登って幣束を抜き取り、家内安全や商売繁盛を願う。

 江戸時代中期から続く祭りの準備は、地元住民の手で支えられてきた。6日は約40人が参加。男性が幣束に使う細い竹をきれいに磨き、女性が和紙の飾りを取り付けていた。