みこし仲間で子ども食堂オープンへ 「力になりたい」NPO立ち上げ 小山

 【小山】経済的事情や一人きりでご飯を食べる「孤食」の子どもたちに食事を提供しようと、「みこし仲間」が立ち上がった。須賀神社の祇園祭でみこしを担ぐ仲間でNPO法人「笑光(えこう)」を設立し、市内初の「子ども食堂」を11月にもオープンさせる。理事長に就任した市内でヘアエクステンション店を経営する中山麗美(なかやまれみ)さん(44)は「全てが手探り状態だが、寂しい思いをしている子どもたちを支援したい」と張り切っている。

 きっかけは昨年末、孤食を扱ったテレビ番組だった。「同じ境遇の子どもは小山にもいる。想像しただけで切なくなった」。そう感じた中山さんは子ども食堂の開設を心に決めた。

 信頼性を得るためにもNPO法人を立ち上げるべきだと考えた中山さん。真っ先に頭に浮かんだのが「みこし仲間」だった。

 中山さんは祇園祭で女みこしを担ぐ「輿姫(こしひめ)会」会長。相談を受けた男みこし「睦会」会長の建築業飯島和久(いいじまかずひさ)さん(43)らが賛同し、10人で運営主体の法人を作ることになった。

 中山さんらは11月の子ども食堂オープンを目指し、空き家探しや食材確保を始めた。食事作りは中山さんの母親保子(やすこ)さん(74)も担当する。食事代は検討中だが、子ども100円、大人300円を想定し、週2、3回程度夕食を提供する。