「ワコイズ」のスタッフ用シャツを手にする菅さん=下野新聞社

 Jリーグ栃木SCの元主将を務め、昨シーズンで現役を引退した菅和範(かんかずのり)さん(35)が、スポーツをしたい子どもたちを支援する団体を立ち上げた。運動能力測定会を自ら主催し、敏しょう性やジャンプ力、スイングスピードなどを細かく計測、その子に適した競技をアドバイスする。菅さんは「自分を育ててくれたスポーツを通し、多くの子どもに夢や希望を届けたい」と話している。

 愛媛県出身の菅さんは、高知大を経て2008年にJ2岐阜(当時)でJリーガーに。12年に栃木SCへ移籍し、守備的MFやサイドバックとして活躍。アグレッシブなプレーを売りに、リーグ戦295試合に出場した。同時に人間性に富む熱い性格から人望を集め、日本プロサッカー選手会副会長も務めた。

 昨年、菅さんは引退を決めた後、都内などで就職活動をした。しかし最後は「プロチームも多く、栃木県はスポーツが文化として根付いている」との思いにたどり着き、引退後の生活拠点を本県に置くことを決めた。