保育園など施設へ貸し出すスズムシのケース

 【鹿沼】スズムシの鳴き声に耳を澄ませ、懐かしさを感じてもらおうと、県シルバー大学校同窓会鹿沼支部は希望する団体にスズムシを無償で貸し出す事業を新たに始めた。

 同支部副支部長の吉村功(よしむらいさお)さん(71)が昨年まで、スズムシ50匹が入ったケースをボランティアとして市内の幼稚園や保育園に貸し出したことが始まり。本年度は同支部の福祉活動の一環として「鈴虫音楽会」と名付け、新たに事業化した。

 その一方で、新型コロナウイルス感染拡大対策として園児らがスズムシに触れることを避けるようになるなど、鑑賞を希望する施設は減少しているという。

 同支部はそこで、貸し出す場合は担当者が施設に出向き、玄関先でケースを手渡すなど接触を極力減らすよう措置を講じるという。

 より多くの人にスズムシの音色を楽しんでもらおうと、個人に無償でスズムシを譲ることも始める。吉村さんは「スズムシの音色は夏の風物詩。家族などで楽しんでもらいたい」と話す。希望者はケースを自分で用意する。

 (問)吉村さん080・5015・5878。