心身に重度の障害がある人を対象とする県の「重度心身障害者医療費助成制度」を巡り、県と県内25市町は30日、オンライン形式で開いた政策懇談会で、精神障害者保健福祉手帳1級の取得者を来年4月から制度の対象に加えることで合意した。入院や通院費のほか、薬局などでの調剤費を助成する。全国的に精神障害者にも適用されているケースが大半で、県内の支援団体が県や市町に対し、対象に追加するよう要望していた。

 県障害福祉課によると、手帳1級は本人だけでは日常生活を送るのが難しい人に交付される。県内では4月現在で3207人が取得しており、助成対象になると、県と市町による公費負担額が年間で計約5億3千万円増える計算となる。

◆ズーム 本県の重度心身障害者医療費助成制度 重度の身体・知的障害者を対象に、医療機関で支払う自己負担分の医療費を補助する。2007年4月から1レセプト(診療報酬明細書)当たり500円を自己負担とし、残りは県と市町が2分の1ずつ負担している。