県は30日、新型コロナウイルスワクチンの接種会場を小山や佐野、大田原など5市に計6カ所、9月に増設すると発表した。緊急事態宣言の対象地域に優先配分される米モデルナ社製のワクチンを使用する。2会場では接種枠の3割程度を18~39歳の若者専用とし、全年代でワクチン接種を加速させる方針だ。

 増設会場は小山市の県南体育館、佐野厚生総合病院、イオンタウン佐野、足利市民体育館、大田原市の那須赤十字病院、矢板市文化会館。9月下旬~11月下旬まで開設する。新たに会場を設けたり、既に市が設置している会場を使用し、接種日を増やしたりする。

 

 1カ月当たりの接種人数は最も多いイオンタウン佐野で8800人、次いで県南体育館で8640人、矢板市文化会館4320人などを想定している。

 足利市民体育館、イオンタウン佐野の2カ所は各市がそれぞれ運営し、市外の人も接種できる枠を設ける。他の4カ所は県直営や病院連携型となり、県が一括して予約を受け付ける。接種対象者の居住地は問わない。9月中旬から予約の受け付けを始める。県感染症対策課によると、各会場で週2、3日の稼働となる見込み。

 小山と矢板の会場では若者専用接種枠を確保し、1カ月当たりそれぞれ2600人、1300人分の接種を見込む。宇都宮市の「とちぎワクチン接種センター」と合わせ、計7900人とする計画。

 県は同センターで9月11日以降に行う若者向け接種の予約方法などを変更。初回予約でアクセスが集中し、システムが一時停止したため。今後は一般と同様のインターネット予約システムを使う。一方、既に設置済みの済生会宇都宮病院の会場では米ファイザー社製ワクチンを使用している。