記者会見に臨む佐藤園長(左)

 【那須】那須どうぶつ王国は30日、新型コロナウイルス禍で厳しい経営を迫られる中、飼育する希少動物の保全などを行う資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。昨年に続くCFで、目標金額は3千万円。

 同園の4~8月の売り上げは、コロナ禍前の2019年同期と比べて45%減少した。この日、記者会見した佐藤哲也(さとうてつや)園長は「経営が厳しかった去年より、今年はさらに厳しい。2年連続のCFで心苦しいが、保全のために協力してほしい」と呼び掛けた。

 CFで募った資金は、絶滅危惧種アムールトラと四国産ニホンカモシカを保全するための飼育施設建設に充てる。スナネコ展示場の整備や、希少動物の精子を冷凍保存する新設備設置にも活用するとしている。

 30日~10月31日の約2カ月間、CFサイト「READYFOR」で出資者を募っている。5千~50万円の中から9種類の金額で寄付できる。返礼品は金額別に、永年入園パスポート、動物や新施設の命名権、人気の動物のオリジナルグッズなどを用意している。

 昨年のCFでは支援者3478人が出資し、目標5千万円に対して計5346万5千円が集まった。