知的障害者ら自衛消防隊を編成 礼儀や規律訓練、自立促す 栃木の施設

 【栃木】社会福祉法人瑞宝会(土屋和夫(つちやかずお)理事長、本部・宇都宮市下栗町)はこのほど、都賀町合戦場で運営する知的障害者施設「カーサ・エスペランサ」で、利用者らによる自衛消防隊を編成し消防教育をスタートさせた。消防署で実施している礼儀や規律、行動力を養成する教育を通して、障害者の自立などにつなげることが狙い。同法人によると、知的障害者施設でこうした消防教育に取り組むのは珍しいという。

 消防教育の導入は、今春まで佐野市消防本部消防長を務めた砂永靖(すなながやすし)さん(61)を同法人本部の防災部長に迎えたことがきっかけ。消防の現場で署員教育に当たってきた砂永さんの経験を生かし、軽度の知的障害者を対象に実施することにした。

 自衛消防隊は20代~40代の男性利用者5人と職員3人。教育目的で災害対応はしない。原則毎日午後2~3時に同施設駐車場で、砂永さんの指導を受け訓練する。