八回、エイジェックの柳沼の左犠飛で三走の高上が生還。捕手・岩崎昂=足利市総合運動場硬式野球場

 第92回都市対抗野球第1次予選栃木県大会最終日は29日、足利市総合運動場硬式野球場で決勝を行い、エイジェック(小山市)が2-1で全足利クラブ(足利市)を下して2年ぶりに王座を奪還した。

 エイジェックは二回にミスも絡んで1点を失ったが、その後は四回途中から登板したエース金城乃亜(きんじょうのあ)、七回途中から登板の竹内裕太(たけうちゆうた)がテンポ良く打ち取り追加点を許さなかった。打線は六回に相手失策で同点に追い付くと、八回は1死一、三塁として柳沼健太郎(やぎぬまけんたろう)が決勝の左犠飛を放ち勝ち越した。

 5月の全日本クラブ選手権を制し、大会連覇を狙った全足利だったが打線が3安打に抑えられた。八回は近藤政樹(こんどうまさき)の長打で無死三塁の好機をつくったが後続が続かず、2失点完投した主戦中田智暁(なかだちあき)を援護できなかった。

 個人賞は最優秀選手にエイジェックの竹内、敢闘賞に全足利の中田が選ばれ、首位打者には打率7割2分7厘をマークしたエイジェックの八木健史(やぎたけし)が輝いた。エイジェックと全足利は9月28日から茨城県日立市で行われる北関東大会に出場する。

■しぶとさ 随所に発揮

 クラブ日本一に輝いた宿敵を振り切り、栃木県第1代表の座を手にしたエイジェック。今季就任した難波貴司(なんばたかし)監督は「良い試合をして目標を達成できたことは良かった」と目尻を下げた。