東武宇都宮駅に掲示されているポスター

 栃木県内の今年上半期(1~6月)の自殺者数は193人で、昨年同期比で14・2%(24人)増加していることが28日までに、県のまとめで分かった。全国的にも増加しており、背景には長引くコロナ禍による雇用状況の悪化、生活の変化などがあるとみられる。

 全国の今年上半期の自殺者数は1万862人(速報値)で、昨年同期に比べ1284人増加した。

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 夏休み明け前後の自殺対策として、県は、大型商業施設など県内6カ所で相談窓口を案内するリーフレットやポケットティッシュを配布し、啓発活動を行っている。期間は9月末まで。

 毎年、夏休み明け前後に中高生らの自殺が増えるとされていることから、悩みがある人を相談へつなげようと実施している。配布場所は宇都宮市のベルモール、福田屋百貨店宇都宮店、同インターパーク店など。JR宇都宮駅と東武宇都宮駅では、相談窓口の電話番号などを記したポスターも掲示している。

 県障害福祉課の担当者は「少しでも不安を感じている人がいれば、気軽に相談してもらいたい」と呼び掛けている。