新規感染者の年代別割合の推移

 栃木県内で今月以降に確認された新型コロナウイルス感染者のうち、20代以下の割合は全体の45・5%を占め、「第3波」のピークだった1月の26%から大幅に増加したことが、28日までの県のまとめで分かった。20代が最も多いが、1月時点ではわずかだった10代、10歳未満も増えている。若年層の増加の要因について県は、20代は行動範囲が広く、10代以下の子どもは特に家庭内感染が目立つと分析している。

 県が22日時点での新規感染者数を年代別に集計した。今月1~22日までの20代以下の感染者は計1538人。20代は25・9%(876人)と全年代別で最も多い。1月の16・8%から増加が続いている。

 10代は12・5%(422人)、10歳未満が7・1%(240人)。1月時点ではそれぞれ6・2%、3%で、割合は倍増している。感染力の強いデルタ株の影響で子どもにも拡大。ワクチン接種が進んだ高齢者の割合は下がった一方、若年層の感染が目立つようになっている。

 子どもが関連するクラスター(感染者集団)も7月以降相次いでおり、保育園や部活動などで計9件発生した。

 県感染症対策課によると、20代が感染者の多くを占める中、家庭内感染により親世代が重症化するリスクがある。1月は重症者の多くが高齢者だったが、今月は大半が60歳未満という。

 県内全域で2学期が始まり、子どもの感染拡大も懸念される。同課は「子どもや働く世代が活動を始めると感染の動きも生まれる。人との距離やマスクの着用など1人1人の心掛けが重要になる」と改めて感染対策の徹底を訴えている。