盗まれた、三県境に設置されていたプレート(栃木市提供)

 栃木市藤岡町下宮と埼玉県加須市、群馬県板倉町が接する「三県境」の県境を示したプレートが盗まれた事件で、プレートを製造したメーカーから無償で再設置の申し入れがあったことが27日、栃木市への取材で分かった。同市は再設置に向け、他の市町と調整を進めるとしている。

 プレートは直径8センチの真ちゅう製で「三県境界」などと刻まれている。全国でも珍しい平地の三県境をPRしようと、2016年に3市町が共同で設置し、シンボルとなっていた。

 同市職員が17日に巡回した際、3県の交点部分にあるコンクリート製の柱(境界標)の上部に付いていたプレートがないことに気付き、栃木署に被害届を提出した。同署が窃盗事件として捜査を進めている。

 観光スポットとなっている三県境を巡っては、昨年6月にもプレートを模した記念スタンプがなくなるなどの被害に遭っている。同市の担当者は「今後防犯カメラなどの対策を検討する必要がある」と話した。