塩原詠んだ135首など展示 与謝野晶子の企画展、「塩原もの語り館」15周年で

 【那須塩原】塩原の観光拠点施設「塩原もの語り館」で23日、開館15周年を記念した「塩原遊詠 与謝野晶子(よさのあきこ)・寛(ひろし)展」が始まった。与謝野夫妻が塩原を訪れた際に詠んだ計135首の歌をはじめ、女性の社会進出や家庭教育にも目を向けて活躍した晶子の生涯などを紹介している。来年1月7日まで。

 同館は地元と都市住民の交流拠点として2003年にオープンし、館内資料展示室では明治から大正にかけて塩原を訪れた文豪たちの作品などを紹介している。今回の展示は「塩原文学研究会」と「与謝野晶子倶楽部(くらぶ)」の会員佐藤峰子(さとうみねこ)さんが中心となり、「評論家や母、妻としても偉大な女性を広く知ってほしい」などと企画した。

 佐藤さんによると、与謝野夫妻は1910年秋と34年春の2度にわたり塩原を訪れ、満寿家旅館に滞在。同展では2人が塩原の地名や名所、自然などを詠んだ歌計135首を大型パネルで紹介し、滞在中の写真や直筆の色紙、書簡なども多数展示している。