読書を通し心を豊かに 作家の柳田さんが講演会 茂木

 【茂木】鹿沼市出身のノンフィクション作家、柳田邦男(やなぎだくにお)さん(81)の講演会「こころ豊かに生きる~『ふみの森』は自分探しの宝島~」が16日、開館1周年を迎えた茂木のまちなか文化交流館「ふみの森もてぎ」で開かれた。

 父親が町出身という柳田さんは、不発弾で両目と両手の機能を失った男性と自殺を考えた不動産会社経営の男性が、それぞれ本から得た言葉の影響を受けて前向きに人生を送ったエピソードを披露。「本を読むことで心に刻まれる言葉がある。それはいつどんな状況で役に立つか分からない」と本の有用性を述べた。

 また、えりすぐられた言葉と洗練された絵を兼ね備えたという絵本について「幼いころ、親になった時、さらに年を重ねてからの3度読み感性を磨いてほしい」と指摘。「人生の楽園というべき『ふみの森』を誇りに思い、存分に利用してほしい」と呼び掛けた。