市の窓口に置かれた説明文と専用カード

 佐野市はこのほど、市役所2階のこども課窓口などで生理用品を無償提供する取り組みを始めた。女子トイレなどに設置された専用のカードを渡すことで交換できる。市は「名前や住所などの聞き取りは行わない。入手に困っている人に積極的に活用してもらいたい」と呼び掛けている。

 新型コロナウイルス禍で経済的に困窮する女性らの支援のため実施。奉仕団体「国際ソロプチミスト佐野」から市に提案があり、7月に生理用品の寄贈を受けたことで実現した。今月2日に開始し、18日現在で15人の利用があった。

 カードは名刺サイズで市役所1、2階と市田沼行政センター、市葛生行政センターの女子トイレなど計7カ所に置いた。各所の窓口でカードを提示すると、日中用の生理用品18個入りのパック一つと交換できる。基本的に女性職員が対応するという。

 在庫状況を見ながら10月ごろまで実施する。市人権・男女共同参画課男女共同参画係の担当者は「どのくらいの需要があるか分からないが、寄付の申し出があれば、どんな形でも必要な人の手に渡るように活動を継続していく」と話している。(問)同係0283・61・1140。