光琳寺境内でラジオ体操をする記者(左から2人目)。澄んだ空気、太陽の光が気持ちよかった(橋本憲太郎さん撮影)

「ここでゆるいコミュニティーが形成され、居場所づくりにも貢献している。私もみんなの顔を見るのが楽しみになっている」と話す井上住職

光琳寺境内でラジオ体操をする記者(左から2人目)。澄んだ空気、太陽の光が気持ちよかった(橋本憲太郎さん撮影) 「ここでゆるいコミュニティーが形成され、居場所づくりにも貢献している。私もみんなの顔を見るのが楽しみになっている」と話す井上住職

 何か新しいことを始めようと、近所のお寺でやっているラジオ体操に、この春から参加し始めた。宇都宮市西原1丁目の光琳(こうりん)寺で毎月1日の早朝に行われている「朝活!ラヂヲ体操&朝参り」。ラジオ体操で体を整え、朝参りで心を整える。今月でスタートから「6周年」を迎えるとの情報が入り「これは取材せねば!」とカメラを携えてお寺へ向かった。

■心と体が目覚め

 午前6時。境内にはすでに人が集まり、井上広法(いのうえこうぼう)住職(41)が「おはようございます」と迎えてくれた。

 目を閉じ、井上住職の言葉に心身を委ね、意識を自分の体のあちこちへ順番に向けていく。風が気持ちいい。セミの元気な鳴き声が聞こえる。体と心がゆっくりと目覚めていった。

 午前6時半。聞き慣れた「ラジオ体操の歌」がスピーカーから流れてきた。腕を回して、体をねじって、両足跳びも。ふと周りを見ると、参加者は約40人も集まっていた。

 続けて「ラジオ体操第2」。跳びながら体を揺する。腕と足の曲げ伸ばし…。大人になるまでやったことがなかった第2。けっこう覚えてきたぞ。

 わざわざ活字で伝えるのもはばかられるが、常日頃から運動不足の私はラジオ体操の次の日に必ず筋肉痛になっている。「今回こそ筋肉痛になりませんように」と祈りながら深呼吸をして、体操を終えた。