本県に3度目の緊急事態宣言が発令され初の週末、人々が行き交うJR宇都宮駅=21日午後6時40分、宇都宮市川向町

 栃木県に3度目の国の緊急事態宣言が発令されてから初の週末となった21日、宇都宮市中心部は人通りがまばらで、休業中の飲食店も目立った。大型商業施設は混雑時の入場制限など、感染対策をさらに強化して客を迎えた。

 午後6時すぎ、同市中心部のオリオン通り。店頭に「休業」と書かれた張り紙が張られた飲食店がいくつもあった。

 宇都宮オリオン通り商店街振興組合の長島俊夫(ながしまとしお)理事長(72)は「静かだよね。飲食店は休業が多くて、人通りは極端に減った」と通りを見やった。

 友人と買い物に訪れた宇都宮市、中学2年男子生徒(13)は「正直、宣言が出ても出なくても生活はあまり変わらない」と淡々と話した。別の男子生徒(14)は「生活がいろいろ制限されるし、感染が早く収まってほしい」と話した。

 同市宮園町の東武宇都宮百貨店は、県からの要請に従い、一部制限を実施している。地下1階の食品フロアへつながるエスカレーターや階段など計5カ所のうち2カ所を閉鎖して人の流れを抑制している。閉鎖したエスカレーター付近では係員が、地下への行き方を客へ案内していた。

 この日午後2時時点での客数は、昨年同時期に比べて3割減だったという。

 食品を買いに来た同市、自営業女性(70)は「駐車場も空いていたし、お客さんも少ない」と驚いた様子。「最近の感染者の人数を見るとやはり恐ろしい。もともと必要最小限しか外出していないので、宣言が出ても変わらない生活をしていく」と話した。

 21日午後3時時点の人出は、全国95地点のうち前週14日から増加したのは7割弱の66地点に上った。NTTドコモがスマートフォンの位置情報を基に分析した人出のデータを活用した。宇都宮市のオリオン通りは3.0ポイント増、JR宇都宮駅は3.2ポイント減だった。