伐採されるタブノキ

タブノキを伐採する作業員

伐採されるタブノキ タブノキを伐採する作業員

 【足利】2月末の両崖山火災で幹などが焼けた同山頂の市指定天然記念物「タブノキ自生林」のうち3本が18日、伐採された。

 立ち枯れで倒木の危険性があったため、市が登山道整備の一環で実施した。

 タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹。かつて同山などに多く自生していたという。落雷や伐採で数が減り、残った6本を1966年、市教委が天然記念物に指定していた。

 今回の火災で焼損したのは高さ15~25メートル、幹回り最大約2メートルの3本。空洞化した幹の内部まで焼け、葉は茶色く変色していた。

 18日は、みかも森林組合の藤川林業が伐採を請け負い、雨天の中、午前9時半から約6時間かけて作業した。チェーンソーやくいなどを使って太い幹や枝葉を数回に分けて切断。登山道脇で立ち枯れした複数の木も伐採した。

 同組合の河西拓也(かわにしたくや)さん(32)は「根元が焦げた木が複数あるが、根の芯が生きていれば水は吸える。できるだけ残し、経過を見守りたい」と話していた。