夏休み、小中学生に無料開放 足利・栗田美術館

 【足利】駒場町の栗田美術館は、夏休みを利用して子どもたちに日本の文化や陶磁器への関心を高めてもらおうと、21日~8月31日、展示施設を小中学生に無料開放する。常設展のほか特集陳列「伊万里 金襴手(きんらんで)の逸品」(8月27日まで)も鑑賞できる。

 同美術館は伊万里、鍋島のみを所蔵する世界最大級の陶磁美術館。3万坪の敷地に本館、陶磁会館などが点在している。無料開放は毎年この時期に実施しており、小中学生や保護者に陶磁の世界に触れてほしいとしている。

 「金襴手」は経済力を持った町人が台頭した元禄時代(1688~1704年)に伊万里焼で主流になった様式。染め付けした素地に上絵の具を載せ、さらに金彩をたっぷりと加えた華やかさが特徴だ。

 今回の特集では、伊万里金襴手の始まりを示すという「元禄八乙亥(げんろくはちおつがい) 柿」の銘を持つ皿や、金襴手の代表作である「型物」と呼ばれる鉢類など45点を展示している。