県内の新型コロナウイルス感染者数

県内の新型コロナウイルス感染者(19日発表)

県内の新型コロナウイルス感染者数 県内の新型コロナウイルス感染者(19日発表)

 栃木県内では19日、新型コロナウイルス感染者が新たに計273人確認された。18日の200人を大きく上回り、1日の発表数では2日連続で過去最多を更新した。「第5波」の勢いは止まらず、感染拡大が続く。20日には緊急事態宣言が本県など13都府県に拡大。期間は9月12日までとなる。宣言下で爆発的感染を食い止められるか。県としても正念場の3週間が始まる。

 県内の警戒度レベルを判断する指標のうち、市中感染の広がりを示す直近1週間の検査陽性率(13・8%)と、人口10万人当たりの全療養者数(87・0人)が、18日時点で過去最高となった。感染急拡大に病床の確保が追い付かず、入院した人の割合を示す「入院率」は15・3%まで下がり、過去最低に迫っている。

 19日の新規感染者は10歳未満~80代の男女で、うち2人が重症。施設で療養していた患者1人が18日に死亡し、死者は計98人となった。宇都宮市の事業所で従業員8人の感染が確認され、県内100例目のクラスター(感染者集団)に認定された。同市保健所によると、換気が悪く狭い環境での勤務が原因とみられる。

 クラスターは7月に17件、8月はすでに11件発生し、両月で計306人が感染した。5月の6件、6月の5件から急増している。7月以降のクラスターを場所別に見ると、事業所が15件で最多。幼稚園や部活動など身近な場所でも広がり、ホームパーティーでも3件発生。さくら市の高齢者施設では43人が感染した。

 県と宇都宮市は19日、計335件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は37万5437件、退院者9341人、入院者258人、宿泊療養者164人、自宅療養者1163人、入院調整中116人、重症者19人。