修学旅行生を受け入れるため感染対策を徹底する「冨士屋観光センター」の食事処=18日午後、日光市安川町

 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、首都圏や東北などから修学旅行生を受け入れている日光市、那須町の宿泊・観光施設で、9月の予約の延期などが相次いでいる。今月20日に本県などへ発令される緊急事態宣言を受け、この動きは今後加速する可能性があり、関係者は「昨年より厳しい状況」と不安を募らせる。

 「これから迎え入れようという時に残念」。那須町のホテルエピナール那須の須田秀之(すだひでゆき)総支配人(44)はため息をつく。同ホテルは9月、修学旅行生約3千人を受け入れる予定だった。しかし東北の中学校など約10校から延期やキャンセルの連絡が入り、半減する見通しという。

 修学旅行誘致に力を入れる「那須地区ホテル&レジャー施設連絡協議会」の加盟施設でも、9月予約の数十件が10月以降へ延期やキャンセルとなった。大輪洪一(おおわこういち)会長(51)は「GoToトラベル事業がない中で修学旅行にも影響が出て、観光地全体が悩んでいる」と吐露した。