地元中学生が盛り上げ、宇都宮・八坂神社天王祭 陽北中美術部、「八岐大蛇」制作し奉納

地元中学生が盛り上げ、宇都宮・八坂神社天王祭 陽北中美術部、「八岐大蛇」制作し奉納

 【宇都宮】今泉4丁目の八坂神社で15~19日に開かれる夏大祭・天王祭を前に、陽北中美術部の2年生が古代神話に登場する「八岐(やまたの)大蛇(おろち)」をテーマにした飾り物を制作、同神社に奉納した。氏子ら神社関係者には同校の卒業生も多く、祭りを次世代が支える取り組みとして喜んでいる。

 同祭に奉納される飾りは氏子が制作していたが、2000年から陶芸家で文星芸大の林香君(はやしかく)名誉教授と学生が制作。昨年は姿川中美術部員が「姿川龍」を手掛けた。今年は同神社が学区内にあることなどから、陽北中の生徒に依頼した。

 飾り物は「地域住民から小学生までが親しみやすい」テーマとして、「古事記」で須佐之男(すさのおの)命(みこと)が八岐大蛇を退治する内容にした。ベニヤ板(縦横各1・8メートル)に剣を持った須佐之男命を描き顔を出せるようにした「顔はめパネル」を制作したほか、別のベニヤ板(縦0・9メートル、横3・6メートル)に八岐大蛇を描いた。境内では対峙(たいじ)するよう設置した。須佐之男命と妻櫛名田比売(くしなだひめ)など色鮮やかなのぼり旗も制作した。

 部員の2年生12人が林教授の指導の下、5月から2カ月かけて共同で作業。飾り物は11日夕、同神社に搬送し、部員や氏子らが境内に設置した。