がん診療、地域連携へ とちぎメディカルセンターの医師ら、研究会を設立

 【栃木】とちぎメディカルセンターの医師らがこのほど、下都賀地域のがん診療における地域連携のための研究会「蔵の街がん医療連携の会」を立ち上げた。10日に第1回となる勉強会を開催し、本格的に始動した。勉強会を定期的に開催することで、地域内の医師間で情報を共有し、連携を強化。がん患者を地域全体でサポートする体制づくりを目指す。

 きっかけは昨年秋ごろ、地域完結型のがん医療を模索していた同センターで、医療連携のための研究会立ち上げを求める声が出始めたという。当時同センターしもつがの外科医長だった鹿島康薫(かしまやすしげ)さん(49)が中心となり、同病院の中間季雄(なかますえお)院長や市医師会、中外製薬といった民間企業の協力も得ながら構想を練り上げてきた。

 10日の勉強会には、同センターや医師会など下都賀地域の医療関係者ら約100人が参加。群馬大未来先端研究機構の浅尾高行(あさおたかゆき)教授や県保健福祉部の職員を講師に招き、国や県の医療方針や現状を学んだ。地域医療連携へ向けた方向性なども確認。鹿島さんは「参加者も多く、好感触だった」と手応えを得た様子だった。