日本勢の活躍に沸いた東京五輪が閉幕し、間を置かず高校野球、と思っていたら連日の大雨で順延続き。作新学院高の選手たちが、うまく調整できているといいのだが▼野球で言えば、夏場のビッグイベントに県学童軟式野球がある。今年は14日開幕の予定が、秋に延期された。他でもない、新型コロナウイルスの感染拡大の影響だ▼残念ではあるが、昨年に続き中止とならなかったことに、まずはひと安心。さらに災い転じて、と感じたのが、夏の暑さを回避できると思えたことにある▼近年、大会主会場の宇都宮市も暑さが増す。宇都宮地方気象台のデータでは、大会が始まった1970年の8月の平均最高気温は約30度。その後も31、32度台に上がるのはまれだったが、ここ数年は32、33度台が続き猛暑日が連続する年もある▼球児たちにも災害級の暑さだ。この際、真夏の開催を本格的に見直してはどうか。9月中旬以降の祝日、土日の利用は一案だろう。集中開催、予備日設定は難しくなるが、暑さや雷、ゲリラ豪雨の危険性は下がる。連戦も回避できる。昨年のメモリアル大会はいい先例だ▼もちろん他の大会や学校行事などとの調整は必要だが、大切なのは子どもたちの安全。これは野球に限らず、他の競技にも共通する課題である。何を優先させるべきか、改めて考えたい。