開設したウェブサイト。桑野さんの体験に基づくコラムも多く掲載している

桑野正光さん

開設したウェブサイト。桑野さんの体験に基づくコラムも多く掲載している 桑野正光さん

 【那珂川】大内地区出身の元町教育長桑野正光(くわのまさみつ)さん(77)は、少年時代に古里で使われていた方言や言葉を紹介するウェブサイト「栃木八溝方言ごじゃっぺ辞典」を開設した。1955(昭和30)年ごろの活気に満ちていた農村社会の日常を映し出す1334語を収録。今や失われつつある言葉も多く、桑野さんは「大きな社会変動にさらされた中山間地の歴史を見直す契機になれば」と話している。

 桑野さんは国語教員だったこともあり文筆活動に熱心だったが、4年前に急性白血病で1年間の闘病を経験。夢中で走り続けた人生が「急停止」したことをきっかけに、「歩みを振り返り、古里にも恩返しできることをしたい」と今回のサイト開設を思い立った。