聖火がともったトーチを掲げる増渕さん=16日午後6時20分、宇都宮市若草1丁目

 共生社会を照らす炎が、パラリンピアンの掲げるトーチで力強く揺れた。16日に宇都宮市のわかくさアリーナで行われた東京パラリンピックの栃木県採火・出立式。ロンドン大会車いすバスケットボール元日本代表の市職員増渕倫巳(ますぶちともみ)さん(44)は過去大会の熱気を振り返り、栃木県選手にエールを送った。聖火皿を手掛けた佐野市の伝統工芸「佐野天明鋳物」の職人ら多くの関係者も、選手の活躍を心待ちにしている。

 「近くで見たロンドン大会の聖火と同じように、すてきな火だった。障害があっても選手がスポーツを楽しむ姿を多くの人に見てほしい」。式を終え、増渕さんは感慨深げに語った。