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パラリンピックの採火・出立式が行われた聖火フェスティバル=16日午後6時20分、宇都宮市若草1丁目

 24日に開幕する東京パラリンピックに向け、聖火の火を採取する「県採火・出立式」が16日、栃木県宇都宮市若草1丁目の障害者スポーツセンター(わかくさアリーナ)で行われた。巨大火起こし器でつけた火は聖火皿で一つの大きな炎となり、関係者は共生社会の実現と本県選手の活躍を願った。

 式は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、無観客で実施された。当初は全25市町が参加し、地域の特色を生かした採火が行われる計画だった。

 式には2012年のロンドン大会車いすバスケットボール日本代表の増渕倫巳(ますぶちともみ)さんや、福田富一(ふくだとみかず)知事らが出席した。出席者は県産材「日光杉」を使った火起こし器をロープで左右に繰り返し引いて火をつけ、佐野市の伝統工芸「佐野天明鋳物」の聖火皿に点火した。

 福田知事は「パラの聖火は、応援するすべての人の熱意で生み出される。障害の有無にかかわらず誰もが支え合い暮らし続ける、明るい未来を照らすともしびだ」と力を込めた。

 採取された火は、各都道府県の火とともに東京に集められる予定だったが、感染対策で県境を越える移動が制限されているため、代わりに採火式の映像が送られるという。