市が寄付を募っているCFサイト(ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングより)

 【栃木】渡良瀬遊水地のコウノトリ生息地を整備するため、市が実施中のクラウドファンディング(CF)への寄付が低調だ。目標金額を500万円としているが、7月に募集を始め1カ月以上が経過した16日現在、CFサイトで集まった金額は約22万円にとどまっている。周知不足や、既に市がコウノトリ生息地整備のためのふるさと納税を行っていることも影響しているとみられる。

 CFは、遊水地周辺に飛来するコウノトリの定着と野外繁殖につなげるため、10月3日まで実施している。市は本年度、ライオンズクラブ国際協会333-B地区から人工巣塔2基の寄付を受けて遊水地に設置する計画を進めており、CFで集めた資金を一連の整備などに充てる予定だ。

 CFの返礼品としては、熱気球搭乗体験や地元産米などを用意している。

 しかし、16日現在、CFサイトで集まった金額は22万6千円。市へ直接寄付があった分を含めても約25万円となっている。

 コウノトリに関するCFは小山市が昨年実施し、目標の200万円を上回る210万7千円を集めた実績がある。近年、生息環境の整備に力を入れ続ける同市と比べ、栃木市が整備活動を始めたのは本年度。活動の周知が十分に進まなかったことが、CFの低調さにつながったとみられる。