猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職

猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職

猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職

猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職 猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職 猫に囲まれながら朝食をとる鈴木住職

 栃木県那須町寺子丙の長楽寺で飼われている猫の画像や動画が、会員制交流サイト(SNS)で人気を集めている。鈴木祥蔵(すずきしょうぞう)住職(59)にまとわりつく姿などが「かわいい」と話題になり、寺の公式ツイッターのフォロワーは22万人超、動画投稿サイト「ユーチューブ」公式チャンネルの登録者は10万人超となった。SNSで寺を知った参拝者が全国から訪れるようになり、鈴木住職は「ここまで評判になるとは思わなかった」と驚いている。

 2015年12月に開設したツイッターは、寺の墓地分譲を宣伝することが目的だった。毎日投稿して試行錯誤したが、フォロワーは10人程度で伸び悩んでいた。

 まずは寺に親しみを覚えてもらおうと朝食中の住職に甘える猫たちの様子などを公開したところ、人気に火が付いた。テレビ番組や雑誌などで取り上げられ、19年には大手出版社の提案で写真エッセー集を制作した。

 寺で猫を飼い始めたのは、11年前に小学生だった住職の長女が生後約3カ月の子猫を拾ってきたのがきっかけだった。現在は、その際に保護した三毛の「ミー子」を含め6匹が暮らしている。住職の妻でSNS担当の繭子(まゆこ)さん(48)は「猫たちが福を招いてくれる。本当に感謝しかない」と話す。

 ファンからの要望に応え、猫をモチーフにしたお守りやアクリルスタンドフィギュアなども作った。住職は「墓地分譲の注文は一件も入っていないが、話題になると檀家(だんか)が喜んでくれるので良かった」と笑って話した。

 参拝時間は午前9時~午後4時。(問)同寺0287・72・1089。