県内の新型コロナ感染者と累計感染者数の推移

県内の新型コロナウイルス感染者数

県内の新型コロナウイルス感染者(13日発表)

県内の新型コロナ感染者と累計感染者数の推移 県内の新型コロナウイルス感染者数 県内の新型コロナウイルス感染者(13日発表)

 栃木県と宇都宮市は13日、新たに174人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの発表数では過去2番目の多さで、累計感染者数は1万21人となった。感染力の強い変異株「デルタ株」の割合は約8割とほぼ置き換わっており、現在の「第5波」は猛烈な速さで感染者が増え続けている。全療養者数は1600人を超えて過去最多となり、自宅療養者や入院調整中は約1100人に上っている。県は医療崩壊が間近に迫っているとして、県民に感染防止対策の徹底を強く呼び掛けている。

 7月27日に1日の新規感染者数が100人を超え、18日間の1日平均は130人。病床使用率は55.6%と医療提供体制が逼迫(ひっぱく)し、入院率も16.5%と下がり続けている。自宅療養者も急増し、容体が急変して死亡した事例も起きた。

 県内での感染初確認は昨年2月22日。千人に達するまで約10カ月を要したが、年末年始の「第3波」で感染が爆発的に広がり、約1カ月で感染者は2千人増えた。2度目の緊急事態宣言発令を経て、新規感染者数は減少に転じた。

 しかし変異株の流行で5月の「第4波」が発生。その後減少したものの、7月下旬以降、新たな変異株デルタ株の猛威で状況は一変した。感染急拡大を受け、8日から新型コロナウイルス特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用された。

 累計の死者数は13日時点で93人。厚生労働省のデータ(10日現在)によると、年代別では80代が28人(男性18人、女性10人)で最多。次いで70代23人(18人、5人)、90代以上18人(7人、11人)。このほか、60代男性7人、50代男性5人が亡くなった。4人以下の年代・性別は非公表。

 13日の新規感染者は10歳未満~80代の男女。これまでの感染者のうちデルタ株疑いは10歳未満~60代の男女63人が確認された。鹿沼市と真岡市の事業所で県内97、98例目のクラスター(感染者集団)も発生した。

 県と宇都宮市は同日、計238件を検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は36万7216件、退院者8419人、入院者256人、宿泊療養者150人、自宅療養者948人、入院調整中221人、重症者17人。