警戒度指標の現状値(10日現在)

県内の新型コロナウイルス感染者数

県内の新型コロナウイルス感染者(11日発表)

警戒度指標の現状値(10日現在) 県内の新型コロナウイルス感染者数 県内の新型コロナウイルス感染者(11日発表)

 栃木県内全域で新型コロナウイルス感染の拡大が続く中、県は11日、本県に適用された「まん延防止等重点措置」で対象外とした茂木町も、新たに追加する方向で調整に入った。12日に対策本部会議を開いて協議する。お盆中の帰省や外出を自粛するよう求める県民への要請なども決定する方針。感染者は11日に166人が確認されるなど高止まりしており、「第5波」の収束の兆しは見えていない。

 県は今月5日に開いた対策本部会議で重点措置の対象を23市町とし、感染者が出ていなかった茂木町と那珂川町を対象から外した。しかし、茂木町では今月6~8日に町職員を含む計3人の感染が判明。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は25人を超え、県が重点措置の目安の一つとした「15人以上」の基準を上回った。一方、那珂川町でも11日に感染者が確認されており、県は今後の推移を注視する考えだ。

 県内の警戒度指標は10日現在で、病床使用率(56・5%)や人口10万人当たりの新規感染者(41・9人)、人口10万人当たりの全療養者数(70・8人)など5項目で最も深刻な「ステージ4」。直近1週間の検査陽性率は13・9%と過去最大値となり、感染者に対し入院できた人の割合を示す「入院率」は18・5%まで低下している。

 医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する中、自宅療養者も急増。自宅で容体が急変し、死亡する事例も発生している。

 11日の新規感染者は10歳未満~80代の男女。佐野市の事業所で県内95例目のクラスター(感染者集団)が発生し、従業員11人の感染が判明した。県内累計感染者は9676人。これまでの感染者のうち変異株「デルタ株」の疑いは72人確認された。

 県と宇都宮市は同日、計293件を検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は36万3601件、退院者8248人、入院者243人、宿泊療養者132人、自宅療養者783人、入院調整中243人、重症者16人。