保管されている指定廃棄物。保管に伴う農業生産の損失の賠償は、依然先行きが不透明だ=7月28日午前、那須塩原市内

 放射性物質を含む指定廃棄物問題で、一時保管する農家が農業生産の損失に対する賠償が進まないことに不満を募らせている。県が東京電力と賠償の枠組みや基準作りの交渉を続けているがはかどらず、県も東電側の姿勢に首をひねる状況だ。指定廃棄物の保管については暫定集約への動きが一部で進むが、関連する賠償は行き詰まりが続く。

 「もうずっと土地が使えない。いつになったら請求できるのか」。那須塩原市、農業60代男性は憤る。