本番に向けて練習に励む部員ら

本番に向けて練習に励む部員たち

本番に向けて練習に励む部員たち

本番に向けて練習に励む部員ら 本番に向けて練習に励む部員たち 本番に向けて練習に励む部員たち

 栃木県立足利高の水泳部員らが、2年に1度の学校祭「足高祭」(27、28日)の名物公演「ウォーターボーイズ」に向けて練習に励んでいる。来春に足利女子高と統合されるため、男子校としての舞台は最後。新型コロナウイルス禍で練習時間が少なく、本番の観覧は学校関係者だけに限定される中、部員たちは「最高の演技を残す気持ちで準備している」と意気込む。

 この公演は、2001年の同名の邦画に刺激を受け、足利高生徒が03年に初披露した。映画は男子高校生がシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)に挑んだ内容で、当時人気を集めた。

 今年は「9代目」として、水泳部員12人と剣道部、軟式テニス部の助っ人2人の計14人が挑戦する。

 テーマは「盛夏へ轟(とどろ)け 水泳部魂」。18年前の1回目の演技は約10分間だったが、公演を続けるうちに内容が充実。今年は約40分間の舞台となる。演技構成や音楽の編集は全て部員が担う。

 振り付けなどを固め、7月末から本格的な水中練習に励む。部活動が1日3時間に制限される中、バック転などの技を繰り返し確認。その様子を顧問の宮下諒(みやしたりょう)教諭(32)が動画撮影し、改良点を共有するなど完成度を高めている。

 現在の水泳部員の約半数は公演に憧れて入部した。部長の3年黒沢直生(くろさわなお)さん(18)は「練習と本番を経て得られる達成感と絆は何事にも代え難い。統合前の最後の年。今までにない完成度とダイナミックさを披露したい」と力を込める。

 一方で、来春の共学化後、23年に完成する新校にはプール設置の予定がない。水泳部の活動の在り方や、名物となった公演の継続は不透明だという。黒沢さんは「公演は今後もぜひ残してほしい」と話している。

 コロナ感染防止のため、公演は27日が関係者のみ、28日は保護者と足女高関係者に限って公開する。