選手村でドーピング検査関連の業務に従事した後藤さん=東京都中央区

 新型コロナウイルスの感染拡大によりほぼ無観客開催となる中、世界各国・地域の選手たちが歓喜と涙のドラマを繰り広げている東京五輪。主役であるアスリートたちを陰で大会を支えているのがボランティアスタッフだ。選手村でドーピング検査の業務に携わった宇都宮市馬場通り1丁目、薬剤師後藤弘子(ごとうひろこ)さん(60)が7日までに下野新聞社の取材に応じ、「いろいろなことが言われて始まった大会だったが、開催されて本当によかった」と心境を語った。

 大会組織委員会によると、五輪期間中のボランティア総数は10~90代の5万1672人(7月26日集計)。役割は各競技会場での案内や、選手・関係者の移動サポートなどさまざまだ。

 「2013年に東京開催が決まった時から大会に携わりたかった」という後藤さんは8年越しの夢をかなえた。7月14日~8月5日、選手村でドーピング検査の対象になった選手に通告し、検査室まで付き添って監視する「シャペロン」という役を担った。