東京五輪開催で日本勢のメダルラッシュに沸く一方、全国で新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が止まらない。本県も1日の新規感染者が7月31日に過去最多の170人に上り、県が国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請した。

 年末年始の流行「第3波」を受けた緊急事態宣言の際、本県は外出自粛などが効果を上げ、他都府県に先駆けて宣言解除となった。今回の「第5波」は、より急速に感染が広がっている。危機意識を共有し、拡大を阻止しなければならない。

 気になるのは、“強い措置”が必ずしも効果を上げていないことだ。五輪開催を前に宣言期間に入った都内では、2週間以上経過後も感染拡大が続き、新規感染者が1日4千人を超えた。

 長引くコロナ禍で、疲れもある。ワクチン接種を対策の切り札としながら供給不足や予約を巡る混乱など国、自治体の対応に対する憤りもある。しかしそうであっても、自分を守るのはまず自分。夏休み期間中で、お盆も控えるが、感染を防ぐ努力を怠らないよう、改めて気を引き締めたい。