栃木市での事前合宿を終え、記念撮影に収まるハンガリー選手団と栃木市の大川秀子市長(中央)=3日午前8時45分、栃木市万町

 本県で行われてきた東京五輪出場の海外選手の事前合宿が3日で全て終了した。新型コロナウイルス禍の中、ハンガリーなど4カ国の選手とスタッフ計125人を受け入れ、感染者や濃厚接触者は出なかった。関係者と一般人の接触を遮断する「バブル方式」が結果的に奏功した形だ。受け入れを機に相手国との交流を広げようという動きもある。

 県内で合宿したのは選手68人とスタッフ57人。受け入れた県と那須塩原、さくら、小山、栃木、下野の5市は練習会場や宿泊先と連携し、国のマニュアルに沿って動線の分離などに努めた。これまでに感染者は出ておらず、けがや事故もなかったという。

 「大人数なので不安もあったが、無事に選手村に送り出せてよかった」。ハンガリーとスペインの水球選手58人が合宿した小山市の担当者は、そう胸をなで下ろす。コロナで当初思い描いた交流はかなわなかったが「応援メッセージ掲示や公開練習などで、多少なりとも市民に参加してもらえたのは成果」と総括した。