矢吹拓医長

 県内で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、患者の対応に当たる宇都宮市の国立病院機構(NHO)栃木医療センターの矢吹拓(やぶきたく)内科医長(42)が2日までに、下野新聞社の取材に応じた。30~50代の感染者が増え「(数十床ある)病床はほぼ満床で、厳しい状況だ」と指摘。患者が増加すると入院できず「自宅で急変するケースが出てもおかしくない」として、「命を守るため、ステイホームをお願いしたい」と訴えた。

 矢吹医長によると、同センターは中等症までの患者に対応する。

 4連休後の7月27日から、県内の1日当たりの感染者は5日連続で100人を超え、31日には過去最多の170人に達した。同センターでも3~4人だった日々の入院者数が、連休終盤から1日6~7人と約2倍に増えた。比較的安定している人をホテルや自宅での療養に戻すという短期の入退院を繰り返し、病床を確保している。