宇東高付中で命の学習会 本社論説委員長が移植体験語る 宇都宮

 【宇都宮】県臓器移植推進協会は22日、出前授業「命の学習会」を宇都宮東高付属中で行い、移植体験者として同高OBで下野新聞社の高橋淳(たかはしじゅん)論説委員長(57)が体験談を語った。

 同協会は臓器移植の知識や現状、命の大切さについて考えてもらおうと県内の学校で毎年学習会を開いている。

 この日は3年生103人が参加。ドナー(臓器提供者)とレシピエント(移植患者)の橋渡し役となる県臓器移植コーディネーター五反田真弓(ごたんだまゆみ)さんが、2010年の臓器移植法改正後に脳死下の臓器移植が県内でも11例行われている状況などを説明した。

 高橋論説委員長は20代後半に腎臓病を発症。透析治療を経て2000年に献腎で2度目の移植を行った。透析治療は厳しい食事や水分制限があることを語り、「今、非常に健康な生活を送ることができており、移植は助からない命を助けてくれる。意思表示カードで、提供するかどうかをきちんと意思表示することが大切」と呼び掛けた。