塚原さんと愛車のコルトギャランGTO

 栃木県栃木市鍋山町の鉄工業塚原由行(つかはらよしゆき)さん(56)が、父功(いさお)さんと2代にわたり50年間走り続けた愛車の走行距離が76万キロを超えた。その距離は、地球と月の往復とほぼ同じ。由行さんは「これからも末永く乗り続けたい」と話している。

 由行さんが乗り続けている愛車は三菱自動車のコルトギャランGTO。1971年に功さんが約70万円で購入した。鉄工所を営んでいた功さんは営業のため、GTOに乗って北海道から九州まで全国の採石場を駆け回った。功さんにとっては仕事の相棒のような存在だったという。

 89年にクラシックカー好きの由行さんがGTOを乗り継いだ。当時の走行距離は既に42万キロ。「ここまできたら地球と月の往復距離を突破したい」と心に決めたという。

 これまで大きな故障はほとんどないという丈夫な車。クラシックカー専門誌でも何度も取り上げられているほどで、約50年かけて走行距離は5月13日ついに、地球と月の往復距離76万キロに到達した。

 現在は全国のクラシックカーが多く集まるイベントに参加する時と、週に約2回のドライブでのみ走行。汚れた時には手作業で磨いているという。

 功さんは2008年に77歳で他界。由行さんはGTOだけでなく、相棒のように大切に乗り続けるという功さんの思いも受け継いでいる。今後の目標は「とにかく長く乗り続ける」こと。由行さんは「最近の車と違ってエアコンが効きません。でも窓を全開にして走るのも気持ちが良くて」と愛車への思いを語った。