宇都宮市議らが昨年11月の知事選の告示前に福田富一(ふくだとみかず)知事への投票を呼び掛ける違法文書を配布した事件で、公選法違反(法定外文書頒布、事前運動)罪に問われた前宇都宮市議会議長の桜井啓一(さくらいけいいち)被告(59)の初公判が28日、宇都宮簡裁(細谷和信(ほそやかずのぶ)裁判官)で開かれた。桜井被告は起訴内容を大筋認めたが、「(文書の)主たる目的は(福田知事の)後援会に入会してもらうこと」と説明。投票呼び掛けは「頭の片隅にしかなかった」と主張した。

 桜井被告は同簡裁から罰金30万円、公民権停止4年の略式命令を受けていたが、「4年は長い」として正式裁判を請求した。