相談しながら作業する児童

 【小山】市の伝統工芸を体験して学ぶ「第12回小山市伝統工芸文化こども教室」が28日、市文化センターで開かれた。小学生40人が参加し、市無形文化財の技法「下野しぼり」の和紙で流しびなを制作した。

 下野しぼり和紙は、伸縮性のあるしわと布のように柔らかい手触りが特徴で、市内にはこの和紙で作った人形(ひとがた)を舟に乗せ、願いを込めて思川に流すという伝統行事がある。制作体験を通して伝統の技法と行事を知ってもらおうと同センターが主催した。

 児童は、下野しぼりについて市無形文化財技術保持者の諏訪(すわ)ちひろさん(61)から学んだあと、2時間以上かけて流しびなを制作した。隣の子と相談しながら、和紙を何度も折ったり貼ったりして真剣に作業に取り組んだ。

 参加した大谷北小3年戎史桜南(えびすしおな)さん(9)は「人形を作るのが大変だったけど、上手にできた。作った流しびなを実際に思川へ流してみたい」と笑顔で話した。