氏子に見送られて八雲神社を出るみこし

 【茂木】茂木の八雲神社の「祇園祭」が25日行われ、昨年は新型コロナウイルス感染防止のため渡御を断念したみこしがトラックに載って町内を渡御した。7台の山車の巡行やおはやし演奏は今年も見送られ、簡素化された祭りとなった。

 300年近い八雲神社の祇園祭の歴史の中で、みこしがかつがれずに渡御したのは初めて。

 正午からの本祭りに続き、みこしを載せたトラックは午後1時に境内を出発。車体に取り付けたスピーカーからおはやしの音を流しながら、氏子の14町内を約3時間半かけて巡り、各所で神事を行って疫病退散を祈願した。

 今年の当番町の下横町代表行司の塚本貴士(つかもとたかし)さん(49)は「みこしを出せてよかった。家々から家族が姿を見せてくれたりして、祭りの良さを感じた。限られた条件の中、過疎化も進んでいるので、各町の協力で祭りを継続する体制をつくりたい」と話した。