栃木市は28日、空き店舗を活用した集団接種会場(同市大平町下皆川)で、新型コロナウイルスワクチンが常温の状態で保管されたとして1188回分を廃棄したと発表した。コンセントへの通電を制御するスイッチの存在を知らずに切ってしまい、保管先の冷蔵庫への通電が停止したことが原因という。

 市健康増進課によると、会場は64歳以下などの集団接種用で、ベイシアワールドスポーツ大平モール店跡を活用し同日開設した。前日の27日夕、米ファイザー製ワクチン198瓶を会場内の冷蔵庫に保管。その後の午後7時ごろ、市職員らが会場を出る際、電灯などのスイッチを切ったという。28日朝、冷蔵庫が稼働していないことに気付いた。

 非常用小型蓄電池を設置していたが、発見時には電力供給可能時間(8時間)を過ぎていた。同課は「電気設備の詳細な確認をすべきだった」としている。

 28日は、別のワクチンを準備し予定通り60~64歳など約600人が接種を受けた。