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ドローンに視線を向ける参加者たち=26日午前、那須塩原市宇都野

 人工知能(AI)などの未来技術を活用した「スマート林業」を推進するため、栃木県は26日、那須塩原市宇都野の曽倉共有林で、大型ドローン活用に関する研修会を開いた。

 県内の各森林組合や林業事業者、県、矢板市などから約90人が参加した。

 ドローンを取り扱う業者が講師役を務め、飛行上のルールなどを説明。上空150メートル以上の空域での飛行や薬剤散布には事前の申請が必要であることや、雨や強風、高圧線、鳥類などにも注意が必要と話した。

 実演ではドローンに苗木をつるし、谷をはさんで約300メートル先にある地点まで一気に運んでみせたほか、自動運転の機体で急峻(きゅうしゅん)な斜面に薬剤を散布するなどした。

 参加者はビデオを撮影したり、メモを取ったりしながら熱心に説明を聞いていた。質疑応答では県に対して、ドローン操縦研修の費用を補助する制度の創設を求める要望も出ていた。

 研修会を県と共催した、たかはら森林組合の江連比出市(えづれひでいち)組合長(71)は「非常に実になる研修だったと思う。県のスマート林業発展のきっかけになれば」と期待を込めていた。