「大田原の名木」再選定へ 市民グル—プ、11月までに調査

 【大田原】樹木調査活動を行っている市民グループ「おおたわら名木アドバイザーの会」は本年度、市内の名木と名木候補樹木計約150本を再調査する「名木ハイキング」を始めた。名木の場所や現状を改めて明らかにするのが目的で、調査は6年ぶり4度目。11月までに計12回行い、同会が新たな基準で名木を選定する。結果を市に報告するほか、季節ごとの名木巡りガイドブック作成に生かす考え。同会の井上雅敏(いのうえまさとし)会長(67)は「市内に魅力ある樹木が存在することを伝えたい。人と人との交流にもつながるといい」と話している。

 同会は旧大田原市の「誇れるまちづくり委員会」の一環で1991~92年にかけて名木選定を行った会から、95年に独立して結成。市合併後の2005~11年には、黒羽、湯津上両地区を合わせた市内全域で調査を行い、11年に市内56カ所約80本の名木を紹介する写真集「おおたわら樹木めぐり」を発刊した。

 東日本大震災後初の調査となる今回は、伐採や倒木で消失したケースがあることから、現在の状況を把握する目的で実施する。芭蕉(ばしょう)公園のモミジや侍塚古墳のアカマツ、湯泉神社のアカガシなどを対象として、樹木の形、葉付き、アクセス、周囲の環境の4項目を評価。年に数回、県内や近隣県で名木巡りを行うなど、長年樹木を観察してきた会員らが現地に赴き判断する。