栃木市中心部を流れる巴波(うずま)川で1日から、「うずま川行灯(あんどん)まつり」が開かれている。NPO法人蔵の街遊覧船の船頭は「(2019年の台風19号で)両岸の手すりまで水がきた」と説明したが、柔らかな光に照らされた川面は穏やか。その面影はなかった。

 このほど市がまとめた台風19号の災害対応検証報告書の市民アンケートで、同市防災ハザードマップを理解していない人が75・4%に上った。20年4月からの栃木支局配属が決まりアパートを探していた時、浸水想定区域を気にしたぐらいだった記者も恥ずかしながらその一人。

 19年版の冊子には、洪水災害や土砂災害が想定される区域を色分けし、地図上に示したハザードマップのほか、非常時持ち出し品の例や親族らに安否を知らせるための「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方も書いてあった。いつ来るか分からない災害に備え「理解できるまで」読み込んでおきたい。